採用担当が”いま”知っておきたいキーワード

今年5月10日に、経団連会長の交代の方針が固まりました。今回は、これまで経団連が就職・採用に関する課題として掲げている「ジョブ型雇用」、「通年採用」について触れたいと思います。

〇ジョブ型雇用とは?

職種ごとに人が割り当てられる雇用形態です。例えば営業職で入社した場合、従業員は営業としてのスキルを専門的に高めながら働き、その職務能力によって給与が確定します。
また採用の際には、職務を遂行するためのスキルを有しているかどうかに重きが置かれます。
欧米では、この”ジョブ型”が主流となっています。

<日本の雇用はメンバーシップ型>

日本で導入されているのは、”メンバーシップ型”といわれる雇用形態です。
仕事に対して人が割り当てられるジョブ型とは反対に、従業員に対して職務が割り当てられます。総合職としての採用など、就労してからジョブローテーションを通して会社内の様々なポジションで勤務し長期的に会社で働くことを目的とした雇用形態です。給与については職務能力の他に勤続年数もみられます。

<ジョブ型雇用のメリット>

企業は職種に精通する専門的な人材を確保することができ、求職者にとっても自身のスキルを発揮しながら働くことができます。募集の時点で勤務地、勤務時間、給与を掲示するため採用後のミスマッチが起きにくく、また定められた職務以外の仕事を行う義務が無いため、従業員は自分の仕事を専門的に磨きながら働くことが出来ます。
デメリットとしては、スキル向上のために転職する求職者が多いため会社の定着率が低く、長期的な育成・雇用を指針としている企業にとってはミスマッチな雇用システムとなります。

<なぜ今、注目されているか>

バブル崩壊やリーマンショックなどの経済状況の影響で日本経済が低迷期に入ったこと、労働人口の減少により売り手市場へシフトしていること、更に昨今ではリモートワークをはじめとした働き方の選択肢が増え、こうした労働環境や社員の働き方に対する変化へ対応するために往来のメンバーシップ型から「ジョブ型雇用」に注目が集まっています。

〇通年採用とは?

必要に応じ、一年を通して新卒・中途を問わず採用活動を行う手法です。
往来では、決められた期間に新卒を採用する”一括採用”行われていました。

全ての企業がフェアな採用活動を展開するという目的がありましたが、一斉に採用活動がスタートする状況では、市場規模の大きい企業に学生が集まりやすくなります。また売り手市場と呼ばれる昨今では採用予定数を確保できず苦戦を強いられる企業もあります。

2018年に経団連が「就活ルールの廃止」を発表し、2019年から通年採用を拡大することを合意しました。これにより通年採用が普及年間を通して新卒・第二新卒にターゲットを広げながら年間を通して採用活動が展開されるようになりました。

<通年採用のメリット>

会社の採用ニーズに合わせて臨機応変な採用活動が可能となり、一括採用のスケジュール感では接触しにくい層の集客ができるようになります。デメリットとしては、年間を通して採用活動を行うため広告費用、イベント費用といったコストがかかること、採用担当者が1人~2人の少人数で回している企業は担当者のスケジュール負担が大きくなることです。自社で採用HPを展開し集客をすることで、こうしたコスト負担の軽減を図る企業も増えてきています。

<なぜ今、注目されているか>

先のメリットで挙げた通り、企業の需要に合わせて柔軟に採用活動が行えること、採用するタイミングが分散されるため余裕を持った対応ができるという点で導入する企業が増えています。
また1番のポイントは、内定辞退や離職者の補完がしやすいこと。ジョブ型雇用の制度と相性がよく、募集職種のスキルを培っている人材を年間を通して探すことが出来ます。

 

市況感が読みづらく採用スケジュールの見通しが立てにくい昨今の状況だからこそ、今までとは違う新しい手法を取り入れながら臨機応変な対応が必要となります。

 

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<参照元>

日本経済団体連合会「2020年人事・労務に関する トップ・マネジメント調査結果」
engage採用ガイド「メンバーシップ型雇用(日本型雇用)を説明できる?」
マンパワーグループ株式会社「ジョブ型雇用とは?なぜ今制度の変更が求められるのか?」
株式会社マイナビ/HR Trend Lab「ジョブ型雇用が注目される理由は?導入するメリットや注意点を解説」
株式会社マイナビ/CANVAS「通年採用とは?新卒一括採用との違いとメリット・デメリットを解説」
株式会社ベネッセi-キャリア/doda campas「2023年卒 早期化・長期化する新卒採用でのスケジュールの組み方」
内閣官房「2021 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」
株式会社ベネッセi-キャリア/doda campas「2023年卒 早期化・長期化する新卒採用でのスケジュールの組み方」
株式会社HRビジョン/日本の人事部「通年採用」

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広告企画グループ マーケティング担当