【新卒市場】3月度最新情報:キーワードは…内定辞退率?

お世話になっております。マーケティング担当です!!
今回は新卒に関する情報を今の市場と昨年の実績からまとめましたのでご共有致します。

さて、タイトルに内定辞退率に要注意とあります通り、過去5年分の辞退率の推移の他、現在の市場感について過去と比較しながら要点をまとめましたので、お忙しい中かと思いますが、ご覧ください。

目次

①内定辞退率
②早期内定トレンドと早期就職活動者の注意点
③現在の内定状況
④まとめ

①内定辞退率

まず、内定辞退率は一般的に60%~65%だと言われておりますが、近年の状況を企業向けアンケート結果を基に下記にまとました。

上記のようになっております。このように推移しておりますが、2022年度時点で2019年の数値を越えております。同年辺りからインターンシップや早期選考に向けて企業が活発に動いており、採用難度の上昇に繋がっているのかと思われます。併せて早期選考からの引き留めは難しく、辞退率上昇の原因のひとつとなっていると考えられます。なぜ、このことについて要注意かと申しますと、今年はこの辞退率は更に上昇すると考えられています。それは昨年の内定取得率が2月で13%でしたが、今年は19%です。学生の内定所有数は更に伸長すると考えられるため、ひいては辞退率も上昇すると考えられます。従って今年は母集団の形成に難儀されている企業様も多いと存じ上げますが、意識してアクションを増やすなどしないと、着地予想地点が大幅にずれてしまうと考えられるからです。

②早期内定トレンドと早期就職活動者の注意点

早期内定がトレンド化しているのは間違いありません。実際に2月の内定所有率は2021年9%⇒2022年13%⇒2023年19%と明らかな右上がりのグラフを描いております。
一方で早期内定がうまく作用している会社様とそうではない会社様で結果は分かれております。話を伺っていますと、早期内定を出した企業の一番の悩みは引き留めの方法でした。フォローアップ研修や、先輩との座談会、内定者懇談会に社内イベントの参加など、、、諸々方法はありますが、新卒者の属性にも要注意が必要です。
早期から動ている人材には大きく分けて、(A)優秀な早期活動層(B)ISからの引継ぎ活動層に分かれるかと思います。特に(A)に関しては面接練習として来ているケースも見られます。
優秀な層なこともあり、志望度に関しては見極めが難しい事かと思います。内定を出す、選考を進める際には当該年度の比較ではなく、やはり企業ごとに保有しているペルソナとの比較を基準として徹底することが安定した新卒の獲得に繋がることかと思います。

③現在の内定状況

まずは下記図をご覧ください。

こちらが3/1時点の内定率になります。
このことから考えるに、優秀な学生は既に内定を所有している前提で採用活動に取り組む必要があるかと思います。内定が出ている企業との差異点を明確にしてあげることも志望度向上に寄与するかと思います。
というのは他方で、SNSで職場環境の内情を調べる学生も増えており、会社の内情が個人の見解としてポータルサイトにまとめてあり閲覧していることでしょう。個人による見解の違いがあるにも関わらず、マイナスな情報を鵜呑みにする学生も少なくはないかと思われます。このような環境の中、マイナスになる可能性がある点も恐れず積極的に話し、真の意味での合意形成を獲得していく必要が新卒採用と新卒者の定着には必要になっています。

④まとめ

上記のようにまとめてまいりましたが、要は新卒採用の難易度が更に上がってきています。
どの切り口から調べてもこの状況が好転する見込みを示しているものがない事から、一過性のものではなく社会情勢の変化であると捉えた方がよさそうです。
中途採用や第二新卒採用にパワーシフトする企業、早期選考とフォローアップ体制の強化に努める企業、高卒採用に裾野を広げる企業など、視野が広い経営戦略が求められている中、御社にとってベターな選択を提示すべくこれからも市場の分析を致します。ぜひ、一度お問い合わせいただけましたら幸いでございます。
また、昨今の新卒事情を考慮して弊社では新卒のスカウト代行を行っております、詳しくは下記ページよりご確認、お問い合わせくださいませ。

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参考サイト:リクナビ【就職未来研究所】

参照URLhttps://shushokumirai.recruit.co.jp/
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広告企画グループ マーケティング担当 野口